最近読んだ書籍、書く習慣。
文章を書くことに慣れようとするとき、「誰にも見せない前提で書く」というのはとても大切です。なぜなら「誰かに見せる文章」と「誰にも見せない文章」は、本音度合いがまったく違うからです。
いしかわゆき. 書く習慣 (Japanese Edition) (p.32). Kindle 版.
そうだよね。人に見せない前提で書いた方が本音が書きやすいし、嘘のない文章になって、それが結果的に人に届くようになるよね。そう思う。
文章は一度公開してしまえば、削除されるまでネットの海を漂っていきます。積もり積もった文章は、勝手に広がっていって、勝手に消費され、勝手に価値を生み出していくのです。ということは、なにかの病気になったりしてしばらく動けなくなったとしても、今のうちにたくさん自分の文章をバラまいておけば、自分の分身として、未来で勝手に働いてくれる。
いしかわゆき. 書く習慣 (Japanese Edition) (p.195). Kindle 版.
これはブロガーの人もよく言ってることで、「ストックしておけばブログが自分が寝ていても優秀な営業マンとして記事を拡散してくれている」から情報はインターネット上で公開しておきましょうねという話をしているわけですね。
ぶっちゃけ文章やブログに関してはそこまで「寝ている間も宣伝してくれている営業マン」的なことを感じたことはないんだけれど、私の場合は「音楽」ならそう感じたことがある。過去に公開した音楽がShazamされていたり、世界の反対側の国で再生されていたりすると、ずいぶん前に発表した音楽が世界のどこかでShazamされていたり再生されていたり、どうやってあそこまで音楽が届いたんだ?って思ったことはある。
むしろ「日記」のような文章なら、「身近なひとり」に向けて書く。「ノウハウ(知識)」なら、それを知らなかったころの「過去の自分」に向けて書く。
いしかわゆき. 書く習慣 (Japanese Edition) (p.133). Kindle 版.
ペルソナを設定するんじゃなくて、もっと身近な人に向けて書いた方が良いよというのは納得。色々とペルソナを設定しようとして失敗してきたからよく分かる。結局は近くの人、または過去の自分に書くのが一番だよね。
書いている人、私と同じINFPなのかな?と思うくらい考え方が似ている部分があった。なんか嬉しかったなぁ。